不眠症、適応障害、うつ病、双極性障害、パニック障害、SAD、思春期青年期の発達適応相談(不登校など)

杁ヶ池メンタルクリニックでは、不眠症の治療に根治的に取り組んでいます。

不眠症の定義

次のような不眠症状が、週2回以上、少なくとも1ヶ月以上続く状態が不眠症といわれています。

入眠障害 床についてから寝つくのに30分以上かかってしまう。
中途覚醒 夜中に2回以上目が覚めてしまう。
早朝覚醒 普段よりも2時間以上早く目が覚めてしまう。
熟眠障害 朝起きた時に、ぐっすり眠ったという感じがえられない。

米国睡眠医学会が策定した、睡眠障害国際分類第2版ICSD-2)では、不眠症状に加え、日中に次のような影響が出ている状態を不眠症と定義しています。不眠症では、夜間のみならず日中の活動にも様々な影響が出てきます。

1 疲労感または倦怠感。
2 注意力、集中力、または記憶の障害。
3 社会的・職業的機能障害または学業不振。
4 気分変調または易怒性。
5 日中の眠気。
6 意欲、気力、または自発性の低下。
7 仕事中・運転中にエラーや事故を起こしやすいこと。
8 睡眠不足に応じた筋緊張、頭痛または胃腸症状。
9 睡眠についての心配・悩み。

不眠症の原因

不眠症の原因は、大きく分けると以下のようなものがあります。

1 身体的原因 Physical

痛みや痒みなどの身体症状や、睡眠時無呼吸症候群むずむず脚症候群周期性四肢運動障害などの身体疾患が不眠を起こすことがあります。

2 薬理学的原因 Pharmacological

カフェインの摂取やアルコールの長期使用後の中断などが不眠を起こすことが知られています。また病気の治療に使われる医薬品の中にも不眠を起こすものがあります。
例:降圧剤(β遮断薬、α2刺激薬)、ステロイド、抗パーキンソン病薬など

3 精神医学的原因 Psychiatric

気分障害や不安障害など、精神疾患一般に不眠がみられます。

4 生理学的原因 Physiologic

交代勤務などにより昼夜逆転の生活や過度の夜更かしなど、ヒトが本来持つ生理的な生活リズムが損なわれると不眠が起こることが知られています。

5 心理的原因 Psychologic

家庭や職場などでの心理社会的ストレスや、人生における重大な出来事をきっかけに短期間の適応障害性不眠が生じることがあります。

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